ふきたんぽぽ (蕗たんぽぽ) 

学名  Tussilago farfara
日本名  フキタンポポ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  
漢名  款冬(カントウ,kuăndōng)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  冬花、虎鬚(コシュ,huxu)、莵奚(トケイ,tuxi)、橐吾(タクゴ,tuówú)
英名  
2008/01/01 小平市
2009/03/23 明治薬科大学薬草園
2007/04/12 明治薬科大学薬草園
2021/10/29 薬用植物園 

 フキタンポポ属 Tussilago(款冬 kuăndōng 屬)には、次の1種がある。

  フキタンポポ T. farfara(款冬)
   
 キク科 Asteraceae(菊 jú 科)の植物については、キク科を見よ。
 李時珍『本草綱目』に、「『述征記』を按ずるに云う、洛水、歳末に至り凝厲する時、款冬、草氷の間より生ず、と。則ち顆凍(カトウ,kēdòng)の名、此を以て得たり。後人、訛って款冬(カントウ,kuăndōng)と為す。則ち款凍(カントウ,kuăndòng)なるのみ。款は、至なり。冬に至って花ひらくなり」と。
 日本では 款冬をフキツワブキ(ひいてはヤマブキ)の意に用いるが、誤用。
 深江輔仁『本草和名』
(ca.918)款冬には、「和名也末布々岐、一名於保波」と。
 属名は、「咳を治す」意。
 広くユーラシア大陸・アフリカ北部に分布(『中国本草図録』Ⅹ/4901・『原色高山植物大図鑑』71)。20c.初には北アメリカに帰化。
 日本では、1970s以降、ひろく観賞用に栽培している。
 中国では、花蕾を款冬花と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅲ』pp.386-387 

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