ふきたんぽぽ (蕗たんぽぽ)
学名 |
Tussilago farfara |
日本名 |
フキタンポポ |
科名(日本名) |
キク科 |
日本語別名 |
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漢名 |
款冬(カントウ,kuăndōng) |
科名(漢名) |
菊(キク,jú)科 |
漢語別名 |
冬花、虎鬚(コシュ,huxu)、莵奚(トケイ,tuxi)、橐吾(タクゴ,tuówú) |
英名 |
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2008/01/01 小平市 |
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2009/03/23 明治薬科大学薬草園 |
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2007/04/12 明治薬科大学薬草園 |
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2024/05/15 薬用植物園 |
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2021/10/29 同上 |
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辨 |
フキタンポポ属 Tussilago(款冬 kuăndōng 屬)には、次の1種がある。
フキタンポポ T. farfara(款冬)
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キク科 Asteraceae(菊 jú 科)の植物については、キク科を見よ。 |
訓 |
李時珍『本草綱目』に、「『述征記』を按ずるに云う、洛水、歳末に至り凝厲する時、款冬、草氷の間より生ず、と。則ち顆凍(カトウ,kēdòng)の名、此を以て得たり。後人、訛って款冬(カントウ,kuăndōng)と為す。則ち款凍(カントウ,kuăndòng)なるのみ。款は、至なり。冬に至って花ひらくなり」と。 |
日本では 款冬をフキ・ツワブキ(ひいてはヤマブキ)の意に用いるが、誤用。
『本草和名』款冬には、「和名也末布々岐、一名於保波」と。
『延喜式』款冬に。「ヤマフキ」と。 |
属名は、「咳を治す」意。 |
説 |
広くユーラシア大陸・アフリカ北部に分布(『中国本草図録』Ⅹ/4901・『原色高山植物大図鑑』71)。20c.初には北アメリカに帰化。
日本では、1970s以降、ひろく観賞用に栽培している。 |
誌 |
中国では、花蕾を款冬花と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅲ』pp.386-387 『(修訂) 中葯志』V/329-333 『全国中草葯匯編』上/817-818 |
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